TOPインタビュー!「2019年はデジタル・トランスフォーメーションの波が訪れる」part1

アーカイブ 2019/02/15
最近よく耳にするようになった「デジタル・トランスフォーメーション」。 2008年から始めた店舗販促アプリを開発して今に至る弊社代表取締役社長一之瀬卓へのインタビューをお届けします。 これから全5回を通して、その内容を紹介していきます! 今回は第1回!「デジタル・トランスフォーメーション」についてです。     -今世界で起きている大きな動き「デジタル・トランスフォーメーション」- アメリカでは、IT で買い物体験に革命をもたらす「デジタル・トランスフォーメーション」が起きていて、日本もその波が押し寄せています。 たとえばニューヨークでは、ネットで注文した商品を店内や店舗駐車場で受け取れるウォルマートのピッキングサービスがメジャーになりつつあります。 また、スターバックスでも、モバイルアプリで商品の事前注文と事前決済ができるようになっており、コーヒーを注文するために長時間待たされることもなく、店舗で支払いを行う必要もありません。 昨年、私はアメリカに視察に訪れたのですが、ホームデポでは棚の商品在庫がアプリですべて可視化できるようになっていて、お客様がレジで商品を購入すると、数分後にはその取引が在庫データベースに反映されるシステムを備えていました。それをもとに、今、店内のどこにどんな商品がいくつあるのかというナビゲーションもアプリでできるようになっていたのです。もう 1 つはキャッシュレスです。最近、中国にも足を運んだのですが、現地では現金で買い物をしている人はほとんどいません。さらに、たとえば中国で最も有力な QR コード決済のプラットフォームである「アリペイ」には、提携しているホテルや商店でスマートフォンの充電器が借りられるとか、飲食店内に置いてある本のレンタル自動貸出機から借りて決済することが出来るなど、決済以外のリアルな店頭サービスもデジタルがどんどん進んでいます。遅ればせながら、日本でも、政府が 2027 年までにキャッシュレス決済比率を 4 割程度にまで高める(経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」)ことを目標に掲げたばかりです。 最近では AI の発展により、インターネット上に蓄積された様々な情報データを管理するためのプラットフォームも出てきました。IoT によりモノがインターネットに繋がる時代、5G の通信技術により役者はそろったと見ています。日本は物流が優秀で、リアル店舗が発展してきました。しかし先進国の中でも類をみない人口減、少子高齢国家です。生産人口が減る 2023 年以降は、「デジタル・トランスフォーメーション」はより生活に浸透し、様々な課題を解決す る役割をしていることでしょう。 (聞き手、ジャーナリスト加賀谷貢樹様)   次回は、「デジタル・トランスフォーメーション」の波が押し寄せる中での、ipocaの強みについてです!