TOPインタビュー!「ITを活用することで、リアル店舗を活性化が実現できるのか」part5

アーカイブ 2019/03/22
こんにちは。 今回で最終回の第5回となる弊社代表取締役社長一之瀬卓へのインタビューです。 前回はipocaの事業である「NEARLY」と「流動outside」についてでしたが、今回は、将来的に、NEARLYをどのように活用していきたいかについてです。   ーITを活用することで、リアル店舗が活気を取り戻すことはできるのかー   私は、商店街が今よりもっと元気だった時代に育ち、商店街に愛着を持っている「商店街世代」です。現在はおもに「NEARLY」を通じて商業施設の集客や販促を支援していますが、冒頭でも話したように、私はもともと商店街の活性化支援を手がけていました。 当社では「NEARLY」プラットフォームを広く利用していただけるようになるための順番として、商業施設、チェーン店、そして商店街、最終的に個店という流れを想定しています。まずは商業施設で「NEARLY」がしっかり支持されていけば、次第に商店街でも使っていただけるようになるはずで す。実際、今でも大阪のある商店街でキュレーションマガジン「ニアリ MAG」を利用していただいているケースもあります。商業店舗の課題解決にしっかり取り組んでいくことで蓄積したノウハウは、今後、商店街や個店の活性化にも応用していくことができるでしょう。 当社は今後も引き続き、「NEARLY」に無料掲載できる店舗数を拡大し、商業施設や店舗情報のデータベース化を進めていきます。将来的に、商店街あるいは個店が「NEARLY」のプラットフォームに参画し、サービスを無料で利用できるようにしたいという構想も持っています。 全国の商業施設の販促データベースの一本化が進むことで、「NEARLY」プラットフォームを通じて利用できる BtoB の販促・広告商品、コンテンツの数や種類は大きく増加します。それにより、いまネット通販が拡大し、CtoC が盛り上がりを見せているなかで、地域の商業施設がノウハウを共有し、お互いに力を合わせて、町に賑わいを取り戻すことも可能になると私は思います。 IT が進化し、家にいてもネットで何でもできるようになるのはもちろん良いことですが、リアル店舗がもっと元気になり、多くの人が店舗で楽しく買い物ができるようになるのは、とても素晴らしいことではないでしょうか。 (聞き手、ジャーナリスト加賀谷貢樹様)   以上で、全5回のTOPインタビューは終了となります。 ご覧いただきありがとうございました。