TOPインタビュー!「NEARLY、流動outsideとは?」part4

アーカイブ 2019/03/08
今回で第4回目となる、弊社代表取締役社長一之瀬卓へのインタビューです。 前回はipocaの戦略についてでしたが、今回はipocaの事業である「NEARLY」と「流動outside」についてです。       ー消費者に商業施設のイベントや、テナント店舗および商品の情報を提供する、プラットフォーム型BtoC販促アプリの「NEARLY」、「流動outside」とはー 当社がすでに行っている取り組みとしては、「NEARLY」をダウンロードしたスマートフォンを商業施設内に設置した専用端末にかざして「コイン」を集め ると、施設内での買い物に使える商品券などに交換できるといった特典を設けており、集客・販促面で大きな成果を挙げています。また「NEARLY」には、お客様が来館した商業施設で売っている商品の中から、お勧め情報を表示するリコメンド機能も付属しています。 加えて関連サービスとして、GPS の位置情報をもとに約 1500 万人の行動データを活用して商圏分析が行える「流動 outside」や、Wi-Fi およびBLE(Bluetooth Low Energy)を利用し、商業店舗の館内分析や来館者の動線分析が行える「流動 inside」なども展開しています。 今、当社が、消費者が Web で検索している情報と GPS の位置情報、Wi-Fi や BLE による屋内位置測位情報を活用した分析サービスを提供していることには理由があります。今後、消費者が今いる場所や興味関心、過去の購買履歴などのデータが 1 本につながっていくと考えているからです。こうしたなかで、消費者 1 人ひとりに向けて、そのときに最も心地良く、笑顔になるような情報を届けることを、私たちは目指しています。 たとえば、「この間ネット通販で買ったジャケットに良く合う、あなたの趣味に合ったネクタイが、すぐそこの店舗で売られています」という情報や、奥さんの買い物に付き合っている旦那さんに向けて、「あなたの大好きなホビーが、館内のこの店舗にありますよ」という情報がユーザーのスマートフォンに飛び込んでくるような仕組みを提供できるようになれば、買い物体験はもっと楽しくなるでしょう。 「NEARLY」開発の背景にはこのように、リアル店舗とネットでの買い物をテクノロジーで楽しくしていきたい、という私たちの思いがあります。私たちは今後、「NEARLY」の周囲に、買い物を楽しくし利便性を高める、さまざまなサービスを付加していきます。 (聞き手、ジャーナリスト加賀谷貢樹様)   次回は、NEARYの将来像とITを活用することでリアル店舗の活気を取り戻すことが可能なのかについてです!